E.H さん/2020年11月入社
熊本大学大学院 自然科学研究科博士前期課程理学専攻
化学系の分析業務経験がほとんどなかったため、就業先に配属される前に研修を受けることができる点に魅力を感じました。私の場合は二週間の研修プログラムで、座学(化学の基礎知識や医薬品業界で必要な知識)と分析実習(TLCやHPLC等)を受講し、大変勉強になりました。就業先でも、一から丁寧に教えていただけましたが、予備知識があったことで理解がしやすく、新しい職場での不安軽減につながったと思います。
九州で働きたいと考えていたため、九州に多くの派遣先がある点も魅力に感じました。いくつかの派遣先を経験して自分に合った職場を探せたら良いと考えていたのと、持病があるため持病の経過に合わせて働き方、働き場所を変えていけたら良いと考えていました。実際は一社目で転籍を決めましたが、これまで担当のコーディネーターの方には通院報告をするなどし、優しくサポートしていただき、大変感謝しております。
医薬品原料の受け入れ試験を担当しています。原料メーカーから入荷した原料が医薬品の製造に使用するための品質規格に適合しているかどうかを試験しています。試験項目は、性状(外観、溶解性等)、確認試験(IR、UV等)、純度試験(重金属、ヒ素試験等)、定量(HPLC、滴定等)、乾燥減量、強熱残分、pH、粘度などとにかく多岐にわたります。3年経過した現在も使い慣れない機器を扱う難しい試験や、クセのある原料に悩まされる毎日です。難しい試験をひとりでもできるようになったり、経験を積んで効率的に動けるようになったりしたときに個人的に喜びを感じています。
何事も真面目に取り組んだかなと思います。
例えば、体調を崩さように手洗いうがいをし、睡眠をきちんととる。時間を守る。何かミスをしてしまった場合は上司に報告し、自分なりに原因、改善点を考え、報告書を作成する。誰か休んだ時は、その方がしていた仕事をなるべくカバーするようにし、業務が滞らないようにする。試薬の期限が切れそうであれば在庫の確認、発注を行う。新しい業務も適度に覚える。誰が見ても読める字を書く。
特別に何かをしたということではないのですが、ルールを守って、責任感を持って働いています。
後輩へのメッセージ
自身の適性を知ることが、気持ちよく働くための一手かなと思います。
前職では、苦手な電話応対がありストレスを感じていました。また、共同で行う業務がほとんどで、相手に気を遣って仕事をすることにもストレスを感じていました。転職を決心し、とても働きやすくなり、さらに自身の慎重な性格が分析業務には合っており、転職して良かったと心から思っています。
皆さんが自身の適性やライフプランを考慮した、より良い職業選択ができるよう、お祈り申し上げます。