M.S さん/2016年04月入社
香川大学大学院 農学研究科
私がこの会社を選んだ理由は、研究職において実務経験を通してスキルアップができ、転籍などキャリア形成へのフォローアップ体制があるからです。
就職活動中に大学での学びを活かせる仕事に就きたいと考えていました。
しかし、興味を持った企業で求められる経験やスキルが少なく、なかなか採用に至りませんでした。
諦めきれないと思っていた中、研究派遣として正社員雇用を目指すことに特化したこの会社と出会いました。
事前研修などサポートが充実しており、勤務先での実務を経て定期的な面談でのフィードバックを受けられることが自分の成長につながったと思います。
光学レンズ、ディスプレイ、半導体などの電子材料に関連するモノマー、ポリマーの合成や分析業務に携わっています。
新規化合物の合成や既存の化合物の合成工程の改良のため、指示された処方をもとに合成を行います。
合成途中で疑問点や改良できそうな点があった場合は、積極的に提案させて頂いています。
合成過程において、目的物の割合を確認する際は、HPLC、UPLC、GC、GPCなどの機器を用いて反応追跡を行います。
得られた化合物に対して、DSC、TG-DTA、屈折率計、レオメーターなどを用いて様々な項目の分析評価を実施しています。
社員の方々が業務において何を求めていて、現在業界に求められているものは何かについてアンテナを常にはっておくことを心掛けました。初めて実施する業務ついて、最初は指示通りに進めるためしっかりと確認をとります。
続いて「なぜこの操作が必要なのか」、「効率的にするにはどのようにすればよいのか」を常に考えます。
派遣社員だからこそ気づけることもあり、積極的に提案し、意見交換することでより良いものを作っていけることにやりがいを感じました。
また、私が派遣された2社では共通して5S活動に重きを置いており、安心安全な職場環境、製品のために自分には何ができるのかを考えて行動するようにしていました。
後輩へのメッセージ
勤務先の方々と積極的にコミュニケーションをとり、新しい業務に携われる機会があればぜひ挑戦してほしいと思います。
私は2社の化学メーカーの実務を経て化学知識や分析機器の操作などのスキルを磨いてきました。
1社目では断熱材の分析業務を行っており、2社目とは業務内容が大きく変わりました。
分からないことも多かったですが、社員の方々に積極的に質問し、実際にやってみることで自分のものにしていきました。
大学で生物系専攻だった私がまったく異なる化学分野で成長してこれたのは、学びの姿勢をもち、積極的に取り組んできたためだと思います。
日々が学びであり、自分だからこそ成し遂げたと思えるようなことを見つけていって欲しいと思います。